「民泊不動産専門」と書いてあれば、本当に安心でしょうか?
民泊を始めたい。
貸別荘を持ちたい。
ヴィラを購入して、宿泊施設として運営したい。
そんなとき、不動産会社を探していると、
「民泊不動産専門」
「民泊投資専門」
「民泊物件専門」
といった言葉を目にすることがあります。
民泊に詳しい会社なら安心できそう。
一般の不動産会社より、きっと良い物件を紹介してくれるだろう。
そう考える方も多いと思います。
ただ、ここで一つ確認してほしいことがあります。
その会社は、本当に「民泊不動産」を見ているでしょうか。
それとも、
「民泊ができると言われている物件」を仲介しているだけでしょうか。
この二つは、似ているようでまったく違います。
「民泊できます」は、民泊投資の答えではない
例えば、不動産会社から、
「この物件は民泊できます」
と紹介されたとします。
もちろん、これは重要な情報です。
でも、
「民泊できる」=「民泊として収益性が高い」
ではありません。
ここを混同してしまうと、購入後に大きなギャップが生まれる可能性があります。
民泊ができる。
宿泊施設として営業できる。
それだけなら、法律や条例、用途、許認可などの条件を確認すれば判断できる場合があります。
しかし、
「その物件を買って、本当に宿泊施設として利益を出せるのか」
となると、話はまったく変わります。
どんな人が泊まるのか。
いくらなら泊まるのか。
年間を通して需要があるのか。
競合はどれくらいいるのか。
そのエリアで、どんな宿泊施設が選ばれているのか。
物件価格に対して、どの程度の売上が必要なのか。
運営費を引いた後に、どのくらい残るのか。
そして、その収益性は将来的にも維持できるのか。
ここまで考えて、初めて「民泊不動産」として物件を見ることができます。
民泊可能物件を扱っているだけなら、普通の不動産仲介でもできる
ここは、かなり大切なポイントです。
「民泊可能」という条件のついた物件を探すこと自体は、民泊専門会社でなければできない仕事ではありません。
一般の不動産会社でも、
「この物件は民泊利用が可能です」
という物件を取り扱うことはできます。
つまり、
「民泊可能な物件を扱っている」ことだけでは、その会社が民泊不動産に詳しいとは判断できません。
大切なのは、その物件を紹介する際に、
「なぜ、この物件が民泊として良いのか」
まで説明できるかどうかです。
「売れる物件」と「買うべき物件」は違う
不動産会社からすると、その物件は「売れる物件」かもしれません。
でも、購入する側にとって、
「買うべき物件」なのかは別問題です。
例えば、
「駅から近い」
「海が近い」
「観光地に近い」
「土地が広い」
「建物がきれい」
「民泊ができる」
これらは物件の特徴です。
しかし、それだけでは宿泊施設としての収益性は分かりません。
宿泊施設として見るなら、
「誰がここに泊まりたいと思うのか」
まで考える必要があります。
ファミリーなのか。
カップルなのか。
グループなのか。
インバウンドなのか。
長期滞在なのか。
高単価を狙うのか。
稼働率を重視するのか。
そのターゲットに対して、物件の広さや間取り、設備、価格は合っているのか。
周辺の競合施設と比べて、選ばれる理由はあるのか。
不動産としての価値と、宿泊施設としての価値は同じではありません。
本当に民泊を知っている会社は「買った後」を考える
私たちが民泊不動産を見るときに大切にしているのは、
「この物件を買った後、どうなるのか」
という視点です。
物件を購入する。
リフォームする。
家具を入れる。
宿泊施設として整える。
写真を撮る。
OTAに掲載する。
価格を設定する。
予約を取る。
ゲストを迎える。
清掃する。
レビューを積み重ねる。
売上を分析する。
予約が弱ければ改善する。
こうしたことを繰り返して、初めて宿泊施設としての事業になります。
だから、
不動産を売る知識だけでは分からないことが、民泊にはたくさんあります。
実際に運営してみないと分からないこともあります。
実際に高額な不動産を取得してみないと分からないこともあります。
実際に売上を作ってみないと分からないこともあります。
「民泊専門」と言われたら、ぜひ聞いてみてください
もし「民泊不動産専門」という会社から物件を紹介されたら、購入を決める前に質問してみてください。
「この物件は、なぜ民泊として収益性が高いと考えているのですか?」
「周辺の競合施設は分析していますか?」
「想定している宿泊単価は?」
「閑散期はどう考えていますか?」
「どんなターゲットを想定していますか?」
「この物件を購入した場合、どんな宿泊施設にするのがおすすめですか?」
「実際に宿泊施設の運営もされていますか?」
この質問に、
「民泊できますよ」
だけで終わってしまうのか。
それとも、
「このエリアにはこういう需要があって、この物件ならこのターゲットに対して、このような商品として販売できる可能性があります」
と具体的な話が出てくるのか。
ここには大きな違いがあります。
「民泊できます」だけで高い買い物を決めない
民泊・貸別荘・ヴィラは、魅力のある投資です。
自分や家族、友人が利用することもできます。
会社を経営している方なら、社員の福利厚生として活用することもできます。
そして、宿泊施設として運営することで収益を生み出すこともできます。
だからこそ、私たちは、
民泊を「ただの投資商品」として見てほしくない
とも考えています。
一方で、大きな金額を投じる以上、感覚だけで購入するのも危険です。
「素敵なヴィラだから」
「民泊できるから」
「人気エリアだから」
だけではなく、
不動産として。
宿泊施設として。
そして投資として。
三つの視点から考える必要があります。
民泊不動産を名乗るなら、「その先」まで見てほしい
私たちが考える民泊不動産とは、
民泊ができる物件を売ることではありません。
民泊・貸別荘・ヴィラとして、
どの物件が、どのエリアが、どのような形で宿泊施設として成立する可能性があるのか。
そこから物件を考えることです。
だからこそ、
「民泊できます」
という情報だけを持って物件を紹介するのではなく、
「なぜ、この物件なのか」
を考える。
そして、
「購入した後、どう運営するのか」
まで考える。
それが、私たちが考える民泊不動産です。
購入する前だからこそ、相談してほしい
不動産は、一度購入すると簡単にはやり直せません。
だからこそ、
「民泊できます」と言われた段階で、購入を決めないでほしい。
その物件が本当に宿泊施設として成立するのか。
その価格で購入しても良いのか。
そのエリアを選ぶ理由があるのか。
購入後にどのような運営をするのか。
そして、
その投資をする意味があるのか。
ここまで考えてから、最終的な判断をしてほしいと思っています。
Found Nationでは、不動産の仲介だけを見るのではなく、宿泊施設としての運営まで見据えて、民泊・貸別荘・ヴィラの不動産を考えています。
「民泊不動産専門」と書いてある会社から紹介を受けた。
でも、本当に民泊不動産として分析されているのか分からない。
そんなときは、購入を決める前に、一度ご相談ください。
「民泊できます」だけではなく、
「なぜ、この物件を買うのか」まで。
高い買い物だからこそ、物件を売る側とは違う、買った後まで考える視点を持って不動産を選んでほしい。
それが、私たちFound Nationの考える「民泊不動産」です。